会社のロゴマークは、会社の印象を左右する大事な要素です。ここでは、心を癒す効果もあると言われる緑色を生かしてロゴマークを作るヒントをお伝えします。私たちにとって馴染みのある会社のロゴマークには、緑色を効果的に使ったロゴマークが色々ありますので、その具体例もご紹介しましょう。
緑色を使ったロゴマークの魅力について理解を深めていただければ幸いです。参考情報-会社ロゴ作成のビズアップ
おしゃれなカフェの代表格とも言えるスターバックスのロゴは、中央に人魚が描かれていて、周囲は深い緑色で縁どられています。グリーンに白抜きで人魚の姿を鮮やかに浮かび上がらせているスターバックスのロゴは、緑色を巧みに取り入れて作られたロゴマークの成功例と言えるでしょう。
オーガニック系のコーヒーに力を入れ、マイタンブラーを持参した人には割引を適用するなど、エコに熱心な企業の姿勢をアピールする上でも、ロゴマークの緑色が効果を発揮しています。美しい緑色が印象的なロゴマークは、ドリンクのカップや紙袋などにも印刷され、スターバックスの認知度を高める上で大いに役立っています。
私たちにとって身近な存在であるコンビニのロゴマークにも、緑色が使われたロゴがあります。日本一のコンビニの店舗数と売り上げを誇るセブンイレブンのロゴマークは、数字の7をビビッドなオレンジ&赤色で描いた上で、緑色で周囲を囲んで仕上げてあります。
また、SEVENという英字も緑色で書き添えてあります。お店を象徴する数字である7は明るい色で目立つようにして、周りに落ち着きのあるグリーンを配置することで、全体的なバランスが整ったロゴマークに仕上がっています。
パッと見た時には、赤やオレンジ色の印象の方が強いかもしれませんが、ロゴマークのまとまりを高める上で、緑色がとても効果的に使用されているロゴです。
コンビニのロゴマークで緑色を使っている企業としては、ファミリーマートを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ファミリーマートは、ブランドのイメージカラーとしてブルーとグリーンの2色を設定し、その2つの色を配置したロゴマークを採用しています。
この2つのカラーは、コンビニには欠かせない楽しさや新鮮さを表すと共に、信頼や安心も象徴しています。「あなたと、コンビに、」というお馴染みのキャッチフレーズが書き添えられたロゴマークは、お客さんと企業との固い絆を表しています。
パステル系のグリーンとブルーという清潔感のある色味を用いたロゴマークによって、企業のクリーンなイメージを示すことにも成功したロゴマークだと言えるでしょう。
「おーいお茶」などの飲料や茶葉を販売する伊藤園では、四つ葉のクローバーをモチーフにしたロゴをコーポレートシンボルとして採用しています。ペットボトルの商品などでも、毛筆書きで「伊藤園」と書いてある横に、美しい緑色で四つ葉のクローバーが描かれているのを目にすることができますよ。
伊藤園が四つ葉のクローバーを用いるようになったのは、伊藤園の原点でもある日本ファミリーサービス株式会社が創業された際に、社員と社員の家族の幸せを願って、四つ葉のクローバーをモチーフにしたロゴマークを作成したのがきっかけだと言われています。
表情豊かな四つ葉のクローバーのロゴは、自然と健康がもたらす豊かさを表現すると共に、伝統と技術進歩の調和を目指す企業の姿勢を示すのに役立っています。
リラックスカラーである緑色は、癒しのひとときにぴったりのスイーツを作るパティスリーのロゴマークにも使われています。洋菓子の街として知られる神戸で誕生したアンテノールは、上質感のある濃い緑色をベースにしたロゴマークを採用しています。
アンテノールのロゴマークは、万人受けする緑色を取り入れることで、幅広い層に愛される洋菓子を生み出すお店としての優れたイメージを演出することに成功していると言えるでしょう。
高級感や安心感のある緑を用いたアンテノールのロゴマークは、贈答用として選ぶ機会も多い洋菓子店のロゴマークにふさわしいものです。
マッサージやリフレクソロジーを提供するお店のなかには、リラックスやリフレッシュのイメージがある緑色をロゴマークに使った企業が数多くみられます。英国式のリフレクソロジーによる施術が受けられるクイーンズウェイのロゴマークは、植物を描いた優しい雰囲気のイラストと店名を組み合わせたものです。
アロマの力によってお客さんに癒しのひとときを提供するお店らしさが伝わる、好感の持てるロゴマークです。控えめで落ち着きのある緑色をロゴマークに取り入れることで、やわらかでふんわりとした雰囲気を演出し、身体のコリをほぐしてリラックスしたい、という気分にさせてくれるロゴマークだと言えるでしょう。
自然界にも存在する色である緑色は、心理状態を落ち着かせる鎮静効果を持つ色です。安らぎや癒しといった穏やかなイメージがあると同時に、調和や安定感を感じさせる色でもあります。ナチュラルさや安心感のある緑色を会社のロゴマークに用いると、多くの人々から企業に対してプラスイメージを持ってもらいやすくなります。
親しみを覚えてもらえるロゴマークを作りたい時にも、緑色は重宝します。全体的にグリーンを使えば、落ち着いた印象のロゴマークが作成できます。また、寒色である緑色と対照的な印象を持つ暖色を一部に取り入れると、よりインパクトのあるロゴマークに仕上げることも可能です。
環境問題が深刻化するなかで、企業の環境に対する取り組みに対しても注目される機会が増えてきています。環境問題に取り組む姿勢をアピールする際にも、緑色を使ったロゴマークはおすすめです。
葉っぱや鳥など、自然界のモチーフを取り入れると、より環境問題への意識の高さを伝えやすくなるでしょう。ロゴ作成の際には、モチーフと色の組み合わせにこだわって、慎重に吟味した上で決定することが大事です。
自然を想起させる緑色は、優しさや調和を感じさせる色でもあり、幅広い層に好感を持ってもらいやすい色です。
私たちが普段の生活のなかで目にしている会社のロゴマークに注目してみると、スターバックスなどのカフェから、セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニまで、緑色が使われているロゴマークが意外と多いことに気付くことができるでしょう。